2010-09-09

中華料理 千龍

僕がよく買い物にいく、グルメシティ四条大宮店の真向かいにあるので、しょっちゅう前は通っているんだが、入ったことはなかったのだ。 
僕の場合、もっぱらの興味がラーメンにあって、中華料理屋のラーメンというのは、「だいたい中国にはラーメンはないし、ほんとは作りたくないのだけど、でも日本人に合わせて、仕方なく作ってる」という感じのが多くて、あまりおもしろくないのと、それ以外の中華料理は、一人じゃ品数頼めないから、あまり満喫できないのだよな。
しかし四条大宮にも、中華料理屋はけっこうたくさんあって、というか四条大宮は、とくに中華料理屋の多い街だと、行きつけのバーのマスターが言ってたこともあり、このあたりはラーメン屋も食べ尽くしてしまったし、ちょっと重い腰を上げたという次第なのだ。

店は中国人が経営しているらしく、ママらしき人は中国人、店員も一人を除いて、あとは中国人だった。

まず出てきたのは、冷たいウーロン茶。
そうなんだよな、中華料理屋とラーメン屋を分けるものは、このウーロン茶が出てくるか、出てこないか、というところだよな。

ランチメニューはいろいろあって、日替わりとか、マーボー豆腐定食とか、ラーメンとチャーハンのセットとか、定番モノがそろっているのだが、今日はそれほど腹も減っていなかったこともあり、「サービスランチ」という、ラーメンと白めしにお新香のセット、なんと600円、を注文した。
ラーメン単品だと550円。
安いな。

サービスランチ。

このラーメン、いわゆる中華料理屋のラーメンではあるのだが、ちょっと変わっているのは、スープが白く濁っていて、かなりのコクがある。
麺がちょっと固まってひっついたようになっていて、これはどんぶりに先に麺を入れて、あとからスープを注いだということだと思うから、たぶん、ここはラーメンでも、タレとスープを直接どんぶりに入れるということをせず、トッピングのもやしを、さっと炒めるか何かして、そこにだしを注いで味をつける、というようにしているのじゃないかと想像する。
たしかに中華料理のだしって、あとから炒めたりすることを前提にしているから、そのままだとちょっとコクが足りなかったり、臭みが残っていたりして、それでよくキムチが入っていたりすることがあるが、こういうのも一つのやり方だよな。

それからこの店は、特筆すべきは、白めしがうまい。
完全に炊きたての味。
しかもやわらかめの炊き加減。
中華料理屋って、そこそこうまいところでも、白めしだけは、考えられないくらいまずいということが、多いと思うのだが、それってやはり、中国というのは、日本と違って、べつに白めしが料理の中心じゃなく、どちらかと言えば、付け合せに近いものだったりするのだろうなと、常々思っていたのだけれど、ここは違う。
これはえらいな。

単品料理のメニューを見ると、ザーサイ50円というのから始まって、餃子280円とか、麻婆豆腐480円、レバニラ炒め580円、酢豚750円、エビチリ780円、と、そこそこ安いみたいだった。
クチコミを見たら、水餃子もうまいそうだし、今度別のものも食ってみるかな。


中華料理 千龍 中華料理 / 四条大宮駅大宮駅二条駅
昼総合点★★★★ 4.0