2010-09-21

仙台 「北○(きたまる)ラーメン」

仙台市の繁華街、国分町のあたりでは、一番人気だったこのラーメン屋、初め仙台に到着した当日の日曜日に来たのだが、夕方6時にはもうスープがなくなって閉まっていた。
日曜はいつも、中休みなしで営業するから、そのくらいの時間には終わってしまうのだそうだ。
人気のほどがわかるな。

というわけで、二度目の訪問。
もちろん今日は、ちゃんと開いていた。
6時半ごろ来たのだが、同じころに50代という感じのサラリーマンが何人か入ってきて、メニューには書いていない焼酎をたのみ、そのうち何も言わないのに、鯖の味噌煮が出てきたりしていた。
常連さん向けには、居酒屋的な裏メニューがあるのだな。
たしかに店は、たぶんもともと居酒屋だった場所に、居抜きで入ったのだろうという雰囲気、一杯飲んでラーメンを食べるというのには、うってつけだ。

僕ももちろん、とりあえずビール。

つまみは、メニューにはそれしかなかった、おつまみメンマ。
このメンマ、うす味でやわらかく炊き上げられていて、なかなかうまい。

そしてラーメン。
メニューには「中華そば」と書いてあったな。
650円。

なるほど、あっさりしたうす味だが、かなり強く、魚介だしの風味がする。
肉よりも、あくまで魚介がメイン、肉のだしは、それを支えるような位置づけになっている。

麺は、極細のちぢれ麺。
ぷりっとした感じだが、どういう風にしているのか、よくはわからなかったが、ただ者じゃないな。
深みのある味がする。

それにうす味でやわらかめに炊かれたチャーシュー、左に同じくのメンマ、ゆで卵、白ネギ、それと海苔のトッピング。
おととい食べた、「味よし」のラーメンも、これと似たような感じだったから、これが仙台のラーメンの、ひとつの型なのだろうな。

肉と魚介のだしを合わせる、ダブルスープのラーメンもいろいろあるが、あっさりしていて、しかもここまで、魚介が前面に出ているというのは、僕はほかには、鳥取で食べたことがあるだけだな。
やはり魚がうまいところは、ラーメンもこういう風になる、ということなのだろうな。


北○ ラーメン / 勾当台公園駅広瀬通駅あおば通駅
夜総合点★★★★ 4.0