2010-07-10

Sala de estar

スペインではみな昼になると広場に面したバルに行き、小皿にもられた魚やら野菜やらを肴にワインを飲み、そのあとは家に帰って昼寝をする。まさに昼飲み天国なわけだが、Sala de estar、スペイン語でリビングルームを意味するこの店は、その昼飲みを日本で広めようじゃないかという、何ともありがたいところ。知人に聞いて、土曜の昼下がり、早速やってきたというわけだ。

町家を改装した店内は、白でまとめられて、波の音でも聞こえてきそう。ママは40歳くらい、それに若いイケメンの坊やでやっていて、できて3年なのだそうだ。

日替わりのランチは850円、それにコーヒー、紅茶、またはワインを付けると、なんと1,000円の激安価格。

当然赤ワイン。

甘鯛のムニエルに、スペイン風オムレツ、アンチョビポテト、それからサラダ。どれも大変うまい。特にアンチョビポテト、これはうまいな。じゃがいもとアンチョビを、マヨネーズ、ニンニク、レモン汁、パセリで和えるのだそうだ。

あさりのごはん。といってももちろん和風ではなく、パエリアみたいな、スペイン風の炊き方をしたものだ。

ワインをお替わりし、それにコーヒー。追加の分は、激安ではなく、通常価格の計算となり、けっきょく2,050円のお勘定。まあしかし、それでも高いことはまったくない。

ママも坊やも話し相手になってくれるから、一人でももちろんOK、またカップルやグループで来ても、使いやすい店だと思う。


sala de estar (スペイン料理 / 丸太町(京都市営)、神宮丸太町、京都市役所前)
★★★★ 4.0