2010-07-17

祇園祭 山鉾巡行

山鉾巡行は、観光資料には四条通と河原町通、御池通の大通りで見物することになっているが、これは穴場なのだな、今回はっきり分かった、裏道である新町通で見るのが最高なのだ。なにせ大通りとはちがって道幅が狭いから、山鉾がすぐ目の前を通っていくことになり、ものすごい迫力。新町通には3基の山鉾があり、これが出ていくところを見れるのと、それから全ての山鉾は、一巡してから、いちど新町通に入ってそれぞれの定位置に帰っていくから、要は全ての山鉾を、この新町通では大迫力で、見ることができるのだ。

これは新町通にある放下鉾。曳手のお兄さんたちもはっぴに着替えて、気分は否が応にも高まっていく。

いよいよい出発。

数十人の男衆に曳かれる鉾は、けっこうなスピード。鉾の後ろには、ブレーキ役の、後ろに引きもどす人達もいる。

鉾は目の前を通過。

電柱や電線に、ほとんど触れそうになりながら進んでいく。舵取りの人たちは大変だな。

大通りへ出ると回転しないといけないのだが、これが大変。鉾の車輪は直進で固定になっているから、そのままでは曲がれない。車輪の下に青竹をしき水をまいて、力づくで滑らせることによって方向を変えるのだ。

準備ができたら掛け声とともにみなで引っ張る。

そうすると少し方向が変わる。それを3、4回繰り返す。これは辻まわしといって、大きな見ものになっている。


動画もありますのでよかったらどうぞ。


正面から撮ったもの。

鉾はいろいろなのがあって、これは船の形をしている。僕が見た中では、これがいちばん変わっていたな。

お人形さんを上に積んだのや、

上がまるまる神社になっているのも多かった。

外人の曳手も多かった。僕もやってみたいなと、ちょっと思ったりして。

舞妓さんを呼んで、自宅から優雅に見物している人たちもいた。見るからに金持ちという感じの人たち。

また舞妓さんが出てくると、おじさんカメラマンがいっせいに群がるわけだ。まあ僕もその一人だったわけだが。