2009-11-06

晩めし カキのチゲ鍋

今日はとうとう、マダムジョイでカキ発見、ということで、鍋にすることにした。カキと言えば土手鍋だが、僕は土手鍋を、実際に見たこともなければ、食ったこともないので、イメージが湧かない。ポン酢で食べるのも、生ガキならともかく、鍋だとどうもイマイチな予感がして、マダムジョイのおいちゃんに、広島の人は、カキを鍋にする場合、どういう味付けにするのか聞いてみたのだ。おいちゃんは、土手鍋とかもいいが、広島とは関係ないが、チゲ鍋にするのもうまい、ということで、それでいってみることにしたわけだ。

使った野菜は、長ネギ。大根。じゃがいも。じゃがいもはチゲ鍋に合うんだよな。豆腐。豆もやし。えのき。春菊。それに当然、キムチ。キムチを入れるから、白菜は使わないよな。

汁を作らないといけないわけだが、これはまず、昆布といりこで取っただし3カップに、ニンニク。韓国の人が料理作るのを、しげしげと眺めていたことがあるのだが、ニンニクは、まじ、と思うくらい、入れていた。サンゲタンを、それほど大きくもない鍋に4人前作るのに、ゴルフボールの大きさくらいか、もっと多いくらいの、みじん切りのニンニクを入れてたからな。なので、今日も3かけ、すりおろして入れてみた。明日の僕は、臭いぞ。ショウガも3かけくらい、すりおろして。味噌とコチュジャン、これは合わせて、ゴルフボール大くらい。僕は圧倒的に、コチュジャンを多くしたが。日本酒、大さじ3とか。醤油、大さじ1。砂糖、大さじ半分。あとは味を見て、塩を入れる。そして韓国唐辛子。

この汁で、まず長ネギ、大根、じゃがいも、豆腐、キムチ、を5分煮て、豆もやしを投入、さらに3分後に、えのきと春菊、それに塩をふって揉んで、水で洗ったカキ、を入れて、1、2分煮て出来上がり。

けっこうばっちりうまかったが、これに豚ばら肉の薄切りとか入れても、うまそうだな。チゲ鍋は、肉と野菜を混ぜても、ぜんぜんOKなんだよな。さらにアサリとか、入っていても良さそうだな。

ちなみにチゲ鍋は、当然、取り皿を使わず、鍋から直接食べる。韓国では家でも店でも、みんなでスプーンを鍋に突っ込んで、そのまま食べるんだよな。だから今日は、韓国スプーン、スッカラ。箸は、韓国の金属の箸は使いづらいので、いつもの箸。酒はウィスキーの麦茶割り、人呼んでアカプルコ。

もう一つちなみに、カキは、「加熱用」というのと、「生食用」というのとあって、どちらも値段が同じだから、どう違うのか、マダムジョイのおいちゃんに聞いたのだ。大は小を兼ねる、じゃないが、生食用は、加熱して使ってもいいんだろう、と思っていたら、さにあらず。元は同じものを、殺菌の強さの違いで、2種類あるのだそうだ。もちろん生食用のほうが、強く殺菌されているわけだが、強く殺菌すると、うまみも減ってしまう。だから、鍋には当然、加熱用を使ったほうが、うまいのだそうだ。知らなかったな。