中広町 「つるつる亭」のラーメン

この店、以前から何度も前を通っていたのだが、ラーメンとうどんを両方出す店のラーメンってどうなんだろ、と思って、入ったことがなかったのだ。
って、うどんはハナから無視してるみたいですけど。
それに店構えも地味だし、「つるつる亭」って名前、人を食っているというか、到底うまそうには思えなかったということもある。

店内はテーブル一卓に、L字型のカウンター、10人程度座れる位かな。
メニューはやはりうどん・そばメインのようだ。

セットメニューもけっこう充実している。

店頭にはラーメンと親子丼で700円というセットも出ていた。
しかしそれほど腹が減っていなかったので、とりあえずラーメンだけを注文。

ラーメン、500円。

いやこれはびっくりした。
すごい本格派。
豚骨だしをきちんと、7～8時間かけて取るのだそうだ。
こってりしてコクがあり、いわゆる正統的な広島ラーメンの味。
臭みはほとんどない。

麺は中細だが、広島ラーメンでよくある、ワシッとしたやつじゃなく、まあ普通の麺。
モモ肉を濃いめの味付けでやわらかく煮込んだチャーシューと、細もやし、青ねぎ。

ただ惜しいと思ったのが、味がちょっと薄い。
醤油ダレか塩か化学調味料か、もうちょっと入れたらバッチリだと思うんだけどな。
まあでもこれは好みの範囲かも。

しかし広島、こういうどう考えてもうまそうに見えない店のラーメンが、うまいのだよな。
奥が深いな、ほんと。

つるつる亭 （定食・食堂 / 別院前、寺町、横川一丁目）
★★★★☆ 4.0