2009-06-03

つまみ イカと里芋の煮付け

今日も当然、マダムジョイなわけだ。
昨日から密かに、イカを煮付けてみたいなと思っていて、スルメイカ3ばい380円、おいちゃんにさばいてもらった。
脚を外して、わたを取って、目の下の辺りに切込みを入れてスミをしぼり出して、胴の中にある神経を毛抜きみたいなもので抜き取って。
とうてい自分じゃできなかったな。
次回もできないかも。
毛抜きないし。

おいちゃんに煮付けのやり方を聞いたら、大根でもいいけど、イモ類、里芋なんかと一緒に炊いたらおいしいとのこと、イモをコトコト煮ておいて、そこにイカを入れたら火を強くして、固くなるから5分もしない時間で炊き上げるのだそうだ。
「炊く」って東京だと、米に対してしか使わない言葉なんだけど、意味がわかってきたんだよな、最近。
要は少な目の煮汁を、強めの火で、大きく沸騰させながら煮ること。
「煮る」っていうと、どちらかというと「コトコト」なんだよな、こちらでは。
焼き餃子なんかも、炊くっていうのに近いよな、ほんとは。

ということで里芋を買って、勇んで家に帰ったわけだが、いやしかし、今日はしごかれた。
イカも里芋も、扱うの初めてだったのだ。
ていうか、イカは問題なかったのだが、里芋の奴にしごかれた。

まず里芋の、皮を剥かなきゃいけないわけだが、ピーラーじゃ歯が立ちそうもないから包丁でやることにして、包丁を研ぐとこから始めたりして、次に僕の予想としては、昆布だしで15分煮て、味を付けて15分煮たら良いのじゃないかと考えたわけだ。
僕は料理の本自体は読むの好きなのだが、実際に料理を作るときに料理の本を見るのは嫌なのだ。
それで毎度、まったくの自己流、自分勝手にやってしまうわけだが、ところが里芋、ぬめりが出るわ出るわ。
まず水煮しないといけなかったんだな、ぬめりをすくい取ることで乗り切ろうとしたが、そういう問題じゃなくぬめりが出て、だしがドロドロになってしまったので、このだしはあきらめて、新たにだしを取り、みりん砂糖酒醤油で味をつけた。
ところがこの、砂糖だと思ったものが塩だったのだ。
どうも甘くならないなと思ったら当たり前だ。
それでもう一回昆布だしを取って、やっと里芋を煮始めたというわけ。

さすがに腹が立ってきたが、いや里芋にじゃなく自分に、まああとは順調、

イカもしっかり炊き上げて、何とか完成。
8時過ぎに作り始めて、10時近くまでかかってしまった。

もちろん味のほうは、当然のこと、最高にうまかったっす。