2009-05-14

つまみ ほっけ、その他

いやこのところ、完全に居酒屋メニューだな。
居酒屋のメニューって、まあ簡単な和食って意味だが、何かを煮るだけ、焼くだけ、切るだけ、乗せるだけ。
鍋を振りに振り、混ぜに混ぜ、の中国人とかから見ると、こんなの料理のうちに入らないと思われそうだけど、これが日本なんだよな。
だいたい日本人って、料理の支度をその日に始めると思うのだが、世界的に見るとこれって、少数派じゃないかと思うんだよな。
とくに肉でだしを取る国は、だしが取れるのに何時間もかかるjから、前日にだしを取って、翌日仕上げる、なんてのは普通だと思う。
台湾の家にも、韓国の家にも、泊まったことがあるのだが、どちらもだしは前日に用意していた。
日本は、だしはあらかじめ下処理されている鰹節や煮干を使うし、魚もすぐ煮えるし、食事の支度にあまり時間がかからないんだよな。
どこかの本か雑誌で、日中戦争のとき、蒋介石が、日本人は長期の計画ができない、と言っていた、というのを読んだことがあるのだが、それってこういう、人間のいちばん基本的な作業である、料理というものの性質にも、よるところがあるのかなと思ったりする。

今日はスーパーでほっけを値段も見ずに買ったのだが、このほっけ、最高にうまい。
僕が過去食べたほっけの中で、いちばんうまいな。
って僕は自分が作ったものは何でも、うまいと思ってしまうたちなのだが。
今が時期なのかな、よくわからないが、よく脂が乗っていて、箸で肉を割ったら、鯨が潮を吹くみたいに、脂が真上にぴーっと飛び出した。
すごいな。