2009-04-07

立町 中華そば「きよちゃん」

最近ラーメンばかり食べているので、たまには違うものを食べようと、本通にあるはずのカレーの店を目指して来たのだが、って違うものってカレーかよって感じだが、潰れてしまったのか、見当たらなかったので、付近を色々回って、結局今日もラーメン、この店に入ることに決めたのだ。
創業昭和48年と書いてあるから、もう35年になる、ラーメン屋としては老舗の部類だろう。
先代の後を継いで、今は娘さんが切り盛りされているそうだ。

中華そばは550円、それにご飯が、夜は100円のところ、昼は50円になる。

中華そば。

ご飯。

この中華そば、しょうゆ豚骨で広島の一般的な中華そばのスタイルだと思うが、いかにも素朴な、家庭的な味。
スープにこくがちょっと欠けるが、それを濃いめのしょうゆ味と、出される時点でけっこう多めにかけられてくるコショウの味で、補っているという形。
たぶん豚骨だしをシンプルなやり方で出すと、こういう味になるのだろうな。
もっとうまい中華そばも、もちろんいくらでもあるが、これはこれで、おふくろの味という感じがして、癒されるものがある。

麺は中位の太さ、それが若干固めにゆでられていて、それにきちんとしょうゆ味の付いたチャーシュー、広島の中華そばには入らないことも多い支那竹、細もやしに青ねぎ。
ご飯には、けっこうたっぷり量のある、白菜の浅漬けが付いてくる。
これもおばちゃんの気持ちを感じるところだよな。

本当に何でもない、普通と言えば普通の中華そばを出す店なわけだけれど、こういう店が、本通の繁華街のど真ん中に、今でも潰れずに残っているところが、広島という街の一つのすごさなんじゃないかと思う。

きよちゃん (ラーメン / 立町、紙屋町東、本通)
★★★☆☆ 3.0