2009-01-02

名古屋エスカ地下街 味噌カツ 「矢場とん エスカ店」


名古屋に来た以上、やはり味噌カツは食べて帰らなければいけない。

名古屋って、独特の「濃い」文化がある訳で、味噌カツを筆頭に、味噌煮込みうどん。
これは味噌じゃないのだけど、同じような濃い味がする、あんかけスパ。
バターを塗ったトーストにあんこをのせて食べる、小倉トースト。
ハンバーグやチキンカツとかに、ドミグラスソースがかかっているところに、さらにタルタルソースをかける、なんてこともする。
とにかく、「重ねて、重ねて」というのが、名古屋の文化の特徴だと思う。

話はちょっと、食べ物から外れてしまうんだけど、愛知県庁


と、名古屋市役所


の建物、これもほんとに、名古屋風の「濃い」建物だと思うんだよな。
西洋風の近代建築のビルの上に、名古屋城


とおんなじような、日本風の屋根がついている。
「カツに味噌」とか、「トーストにあんこ」とかいうのと、考え方として同じだよね。

という訳でその味噌カツ、元祖と言われているのが「矢場とん」、そしてここはエスカ店。
お客がずらっと並び、初め昼の1時ごろ来たら、行列がさらに直角に曲がって続いていたので、出直して3時に来ても、まだかなり並んでいた。
でも回転が速いので、わりかしすぐ入れたけど。

頼んだのは、


「ロースとんかつ定食」1,155円。
名古屋では、とんかつのソースは、あらかじめかかって出てくる。

豚肉料理って、「酢豚」なんかが典型だし、とんかつソースにしてもそうなんだけど、「酸味」をポイントにする場合が多いんじゃないかと思う。
でも味噌カツの場合は違うんだな。
甘み一本。
たぶん名古屋の人とか、酸味とかを加えると、「逃げている感じ」がするんじゃないかと思う。
直球勝負の土地柄だからな。

甘みがきつい場合は、まあこれはとんかつソースの場合も同じだけど、からしとか、


その他、ゴマや一味唐辛子などをかけて調整する。

豚肉に味噌って、たしかに合うよね。
でも名古屋の人にとっては、合う、合わないの問題ではなく、「とにかく味噌」という感じなのかも。

矢場とん エスカ店 (やばとん) (とんかつ / 名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋)
★★★☆☆ 3.0