下関から釜山まで、「関釜フェリー」は初めて乗ったのだが、夜の6時に乗船して7時出航、翌朝8時下船という長旅がそこそこ楽しめるような工夫がされた場所だった。
部屋はいちばん安い、たいへん狭い部屋だったが、まずいちばん良いと思ったのは広い風呂があること。
またラウンジもけっこう広く取られていて、そこでくつろいで時間を過ごすことができる。
関釜フェリーは韓国船と日本船が交互に運航しているようなのだが、僕が乗ったのは韓国船だったので、乗組員も韓国人、客も9割がた韓国人、テレビも韓国語、ほとんど韓国という感じで面白い。
食堂もあり、
メニューはけっこう充実している。
帰りの朝に食べた「韓朝食」800円、
なかなかうまかった。
いちばん右にあるのが牛肉の出しで煮込んだわかめスープ。
韓国ってこういう場所の料理でも、意外にオモニがちゃんと作っていたりして、結構おいしいのだ。
器の大きさを見ても、韓国の食事というのは汁物が中心であることがわかる。
だから韓国の場合、汁物にご飯を入れるんだな。
逆に日本の食事の場合はご飯が中心だろう。
だからねこまんまをする場合、味噌汁をご飯の方にかけることになる。
売店で買ったカップラーメン、
いちばん目立つ場所に置いてあったから選んだわけだが、店員に「激辛ですが大丈夫ですか」と聞かれた。
「馬鹿にするんじゃない」と思ったわけだが、いやいやこのラーメン、
ほんとに辛かった。
「30倍」って感じだな。
これを普通に食べるのだから、さすが韓国はちがう。