この店は会社の宿泊所があるマンションから至近の場所にあり、知人に言わせると値段的にも味的にもこの店が博多の魚料理の店の標準なのだという。
これはチェックしなければいけないだろうと出かけてきた。
魚屋が併設されており、もしかしたらもともとは魚屋だったのかも知れないが、だからおそらく売りとしては新鮮な魚を安く出すということなのだろう。
お通し、かつおのたたき。
イカの塩辛。
さばの刺身。
ほんとは締めたのが良かったのだが、売り切れだった。
銀だらの味噌漬け焼き。
全体として、たしかにネタは新鮮なのだろうが、まずくはないがうまくもない。
魚ってネタの新鮮さはもちろん大事だけど、それっていわば最低限の前提みたいなもので、新鮮なだけじゃなくてそこにどう手をかけるかってことが大切だと思う。
調理場にいるのは全員若い人たちで、別に若くても良いわけだが「大将」という感じの人が見当たらない。
社長らしき人は客席で注文取りと給仕、片付けをしている。
要はやっぱり、所詮魚屋なんだな。
調理を重視していないのだ。
またこの社長の接客がいちいち高圧的で、こちらが社員であるかのような扱いをする。
片付けも食器をガチャガチャ音を立てて動作が粗雑。
上の料理と生ビール、焼酎2杯で総額4千円ほど。
あまり安い感じもしなかった。
福岡市中央区舞鶴1丁目1-27
092-761-3911