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2011-04-21

鮭のアラ汁、アサリと小松菜の小鍋だて

安くてうまいものというのは、探せばあるもので、といっても僕はいつもほとんど、決まったスーパー、グルメシティへいくばかりだから、探すというほどのこともないのだけれど、いちおう入り口からはいったら、青果のコーナーから鮮魚のコーナー、精肉のコーナーまで、まずはひと通りを見てまわる。
このごろは青菜やキノコが、冬場の半額くらいになっていて、今は旬もクソもなく、ほとんどのものは1年中出まわっているわけなのだけれど、それでもやはり旬というものはあるのだなと思ったりする。

アラはもう、僕は得意中の得意で、グルメシティでうまそうなアラを見つけると、だいたい買うようにしている。
アラはもちろん、どこのスーパーにも売っているけれど、グルメシティがいちばん安くて、鮮度がいいような感じがする。
グルメシティは、一人暮らしの者のために、野菜のバラ売りや小分けの肉なども、わりと積極的に置いてくれていて、白菜などは8分の1カットというものまであり、僕はわりと気に入っているのだ。

おとといは鮭、というかチリ産のサーモントラウト、鮭とサーモントラウトがどう違うのか、よくわからないのだが買ってきて、これをジャガイモやら玉ねぎやらの野菜といっしょに汁にした。

鮭は味噌味もうまいけれど、おとといはみりんと淡口醤油の吸物仕立て。
鮭は湯通しをして、ザクザク切った野菜といっしょに鍋にならべ、だし昆布を入れ水を張り酒をドバドバとふり入れて、みりんと淡口醤油で味をつけて火にかける。

これに七味をふりかけて、岩手の酒「あさ開」をちびちびと飲みながら、ちょこちょこつまむ。
こうして1、2時間を過ごすというのが、僕の至福の時なのだ。

鮭はかなりたっぷりあって、晩酌だけでは食い切れないから、翌日の昼めしで白めしのおかずにする。
グラスに半分位の冷や酒と、三条会商店街に露天を出している上賀茂の農家のおばちゃんから買うスグキが付け合せ。

今はアサリが旬で、殻付きのも安く出ているが、中国産のむき身のものが、考えられないような値段で出ている。
大量に入ったやつが、だいたい100円ちょい。
池波正太郎「そうざい料理帖」に、「アサリと白菜の小鍋だて」というのが載っているのだが、昨日は小松菜が安かったので、それ豆腐をあわせてみた。

いや申し訳ないが、これは最高。
小松菜もアサリ同様、今が季節みたいで、季節の物どうしというのは、だいたい合うものなのだよな。
白菜よりこちらのほうが全然うまい。

タレはポン酢に七味をふり入れる。
一回に食べる分だけ鍋に入れ、煮えたてを食べる。

今日の昼は、「ikoi cafe」でタケノコご飯。
京都のタケノコは、けっきょく買わずに終わってしまう予感がするが、今日食べられたのでよかった。
やわらかくて、中国産の水煮とは全然ちがう。
さすがだわ。

そして食後は、コーヒーに週刊文春。