このサイトは、おっさんひとり飯の「旧サイト」です。
新サイトはこちら
へ移動しました。
なんでサイトを移動したの?⇒ こちら

2010-08-15

ゴーヤチャンプルー

僕はとくべつ健康に気をつかうということではないのだけれど、というか、長生きしたいとは思っていないのだ。
べつに明日死んでも、あまり後悔とかはない。
実際誰だって、いつ車に轢かれたり、人に刺されたりするか、わからないわけだから、明日死ぬ可能性は、ないとは誰にも言えないのだよな。
しかし生きているあいだは、できれば寝たきりとかにはならず、元気でいられたらということは、人並みには思ったりするわけで、だからからだに良さそうなものを食べるというのは、僕は好きなことのうちの一つだったりするのです。

青菜をほとんど毎日一把、食べているというのも、そういうことなのだが、実際これは、ずいぶん前にどうしても疲れが取れず、よく寝ても、風呂に入っても、運動してもダメだったとき、偶然ニラを一把食べたら、翌朝嘘のように疲れが取れていたということがあったのだ。
まあしかし何でも、食べ過ぎは良くないのかもしれないが。
ゴーヤも同じで、あの鮮やかな緑色と、一面のイボイボ、それに味の苦いところが、いかにもキキそうな感じがして、この苦いのがなんともうまい、とかいうことでもないのだけれど、時々からだに喝をいれるようなつもりで、買ってしまうのだ。

作るのはゴーヤチャンプルーのみなのだが、これの味付けをどうするかということは、料理好きのあいだの話題としては、尽きることのないものの一つかと思う。
ゴーヤの強烈な味というものは、他の材料と調和することがないから、極端な言い方をすれば、どうやってもおいしくなることがないのだよな。
だから逆にいえば、様々なやり方が、どれもアリ、ということになるのではないかと思う。
味噌味のゴーヤチャンプルーというのも、一回食べたことがあるが、知人が「味噌にポン酢をくわえる」と言っていたので、それでやってみることにした。

白味噌に、ポン酢、それに酒、それをもちろん、事前に溶いておいて、それを鍋肌から入れる。
味噌もなかなかクセの強い味だから、ゴーヤと対抗している感じになって悪くない。
しかしゴーヤは、ナスとかと違って、あくまで調和しようとはしないがな。
ポン酢の柑橘類の風味がするのも、炒め物のくどさを緩和して、なかなかいい。

それから今日は、卵を豆腐に絡めてしまうのではなく、調味料を入れたその後、いちばん最後に、まあそれが元々ふつうのやり方なわけだが、流し入れるようにしてみた。
炒め物の最後に卵を入れるというのは、僕は初めて知ったが、片栗粉でとじるような効果があるんだな。
入れた液体の調味料を溶かしこんで、そのまま固めてしまうようになるから、材料に味がしっかり付く。
なるほどな。