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2009-03-15

皆実町 「お好み焼き ひらの」

広島には市内2,000軒、県内3,000軒のお好み屋があるとのことで、それを100枚にも満たないお好み焼きを食べた位で偉そうに色々語るなよ、てなもんだが、ウンチクを語るのは僕の性格なんです、すいません、しかしそれだけならともかく、広島のお好み焼きも、食べるべきものは食べたかな、などというおごった考え、実はちょっと持ってしまっていた。
しかしそれは大きな間違いであったということを思い知ったのだ。
ごめんなさい。
広島は広いのだ。

この「ひらの」が繁盛店であるということ、ウェブで知ってはいたのだが、家からちょっと遠いのと、「ライス」を入れるというのが、何となくイロモノなのかなと思って、これまで行っていなかった。
しかししかし、いやいやいや、イロモノなんてとんでもない、すんごいお好み焼きだった。

メニューとしては、お好み焼きにそばを入れるのと、うどんを入れるのと、まあここまでは普通なのだが、それと同等に、ライスを入れる、という選択肢がある。
さらにそばとライス、うどんとライスというように、組み合わせることも出来る。

このライス、炊かれたご飯が釜から鉄板上に山盛りにぶちまけられ、そこにラードとソースで味を付け、よく炒めて、そのまま鉄板上に放置されて水分が飛ばされる。
幸運にもその下ごしらえを目撃することができたのだ。
うまそう。

麺も同様で、先ほど店のホームページ
http://www.okonomiyaki-hirano.ecnet.jp/MyPage/menu0.html
の「Live Camera」というので目撃したところによると、暇な時間帯にやるのだろう、袋から出されたそば麺が片っ端から鉄板上に並べられ、ソース、それにたぶんラード、を付けて炒め、それをトレーに戻していく。
使うときはそれを鉄板上に、これもトレーから山盛りにぶちまけ、そのまま放置して、水分が飛ばされるままにする。

これは「三八 」、およびその系列店のみで見るやり方だが、こうすると麺の生臭さがなくなり、芯まできちんと味が付き、やわらかくふやけてしまわず、おいしくなるんだよな。
三八は東雲、皆実町とはそれほど遠くないので、この店と交流があったりしたのかも知れないな。
いずれにせよ、このライスと麺の下ごしらえの仕方を見ると、この店、お好み焼きに対して、かなり色々考え、研究しているようなのだ。
繁盛店を土曜の昼に訪ねるという暴挙に出たため、30分以上の待ち時間があったのだが、鉄板を眺めていたらそれほど飽きることがなかった。

注文したのは、「お好み焼き そばライス」、

630円。

これはほんとにすごいのだが、何がすごいかというと、肉なのだ。
普通の店が使っている肉の、厚さにして3倍、表面積も2倍はあるだろうという巨大な肉を、4枚も使う。
あまりに大きすぎて、お好み焼きの上にのりきらず、横からはみ出してしまっているのが写真でも見える。
なのでこのお好み焼き、お好み焼きというよりも、豚肉のソテーとか、ピカタだっけ、豚肉を玉子でとじたソテー、それを食べているような感じ、メインの味は、圧倒的に豚肉なのだ。

そしてこれがまた、ライスがよく合う。
豚肉とライスの味の取り合わせが最高であるということは、誰もが認めることと思うが、それがこのお好み焼きには取り入れられているのだ。
ライスは何も、冗談半分、ウケ狙いで入れられているのではない、この巨大な豚肉の味を生かすために、研究し、編み出されたものなのだ、たぶん。

麺とライスは、十分な下ごしらえできちんと味が付き、お好み焼き全体の味の統一感も抜群。
キャベツを蒸すとき、終わりのほうで一回、上下を返すのだが、これは豚肉にきちんと火を通すため、蒸し時間が長くなるからだろう、下の方の焦げてしまった野菜を取り除くのと、あと豚肉の肉汁を、ひっくり返して下になったキャベツに落として、キャベツに味をつけるということもあるのではないかと思う。
このように全てにおいて、独自のやり方で、きちんと手がかけられているのである。

しかもこの値段、630円。
ライス抜きの、普通の肉玉そばなら、570円。
ありえない。
この店、家のそばなら、毎日でも行きたいな。

お好み焼き ひらの (お好み焼き / 皆実町二丁目、皆実町六丁目、広大附属学校前)
★★★★★ 5.0