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2013-05-31

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入り

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌 厚揚げと鶏肉の煮物トマト入り

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入り。

冷蔵庫に厚揚げが入っていて、これをどうにかメイン料理にできないかと考えるわけなのだけれど、そうなるとやはり、煮物がいいということになる。
鶏肉にキャベツもあるから、これをおでんのような薄味のだしで煮たら、おいしいのは間違いないのだけれど、それだけだとどうもパッとしない。

そこで昨日は、トマト。

刻んで煮溶かしてしまうのもおいしそうだと思ったけれど、それだと皮をむくのも面倒だし、またせっかくの和風の煮物だから、サッと煮て形を残すことにした。
やわらかく煮えたトマトは、さわやかな酸味があって、またうまい。



まずはだしを取る。

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入りの作り方(1)

3カップの水に、昨日は昆布と、いりこを使った。
いりこだと、削りぶしと違い、箸でつまんで取り出せるからザルで濾し取る必要がなく、だし取りがラクなことに気が付いた。
でも昨日はそのまま煮込んで、一緒に食べてしまった。

昆布といりこを5分ほど煮たら、酒とみりん、薄口醤油それぞれ大さじ2と塩少々で味をつけ・・・、

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入りの作り方(2)

湯で洗い、ひと口大に切った厚揚げと、やはりひと口大に切った鶏もも肉、それに大きめにちぎったキャベツを入れ、アクを取って落としブタをし、弱火で15分くらい煮る。

くし切りにしたトマトと玉ねぎ、それにしめじを入れ、さらに5分ほど煮て・・・、

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入りの作り方(3)

器に盛り、ゆでて水で洗い、熱湯で温めたそうめんを添える。



小口切りにした青ねぎと七味をふる・・・。

厚揚げと鶏肉の煮物トマト入り

トマトの酸味がほのかに利いて、かなりうまいっす。






昨日は仕事を、けっこう頑張った。
これまでも、べつに暇というわけではなく、それなりに時間が足りない生活をしていたのだけれど、そこにギターまでが入ってきたものだから、一日の段取りをきちんと考えないと、仕事をする時間がなくなってしまう。

ってまあ、これまでどれだけ行き当たりばったりに生活してきたのよ、という話なんですが・・・。

それでギターの練習は、仕事が終わってからすることにした。

あとはツイッター
ツイッターも、まずは朝見て、あとは仕事を終え、ギターの練習も終え、酒を飲み始めるまで見ないことにした。

さらに風呂は、今まで朝と夜と、一日に2回入っていたのだけれど、夜はシャワーを浴びるだけにし、酒も飲み過ぎないように気をつけた。

そうしたら仕事もいつもよりかなり早い段階で終えることができ、晩酌も早めに始められ、夜もいつもより1時間も早く布団に入れたから、自分としても、かなり満足感がある。



「それが続くといいんだけどね。」

チェブラーシカのチェブ夫

いやいや、がんばるぞ。




2013-05-30

京都木屋町ライブと飲み歩き

昨日は外飲み。


ライブに誘われて行ってきた。

誘ってくれたのは、「スピナーズ」の飲み仲間である九十九一似の男性。
音楽サークルの先輩が急に行けなくなったので、チケットを譲ってくれたのだそうだ。

ぼくはこの頃ギターも始めたし、入場料4500円がタダになるということで、二つ返事でOKした。



会場は木屋町の「RAG」で、出演したバンドは「GATZ天国」。

京都 RAG

ソウルシンガーでありギタリストのGATZこと中沢ノブヨシが、ドラマーの大御所村上ポンタ秀一と組んだセッションバンドで、エリック・クラプトンを初めとする洋楽のカバー曲を演奏する。

かなりの豪華メンバーで、選曲もぼくのストライクゾーンど真ん中。
ボーカルは野太い、ソウルフルな感じで、ギターもかなりうまい。

村上ポンタ秀一のドラムはもちろん、他のメンバーも当り前の話だが大変上手で、「さすがプロ」と感心した。

それからぼくは、「ステージパフォーマンス」にも興味があったのだけれど、しゃべりはけっこう長く、きちんと笑いを取っているし、その場で練習までして、客に手拍子を入れさせるなど、会場を盛り上げるためにかなりの工夫をしている。
これにもやはり感心した。

ただプロだから、どんな曲をやっても、そのまま演奏するわけはもちろんなく、自分たちなりのアレンジをほどこすことになる。
これがちょっと凝りすぎている感じがして、「もう少しストレートにやってくれてもいいのにな」と思わなくもなかった。



2時間のライブを堪能したあとは、九十九一と木屋町で食事と酒。
ぼくはいつも、家で自分で晩飯を作るから、木屋町や祇園までは、なかなか飲みに来られない。

お店を選ぶのは九十九一にお任せしたが、「焼肉」か「餃子」か「居酒屋」か、どれがいいかということで、ぼくは餃子を選択。
京都は餃子がおいしい店も多いので、どんな餃子か興味があった。

ということで、行ったのは、「珉珉」。

珉珉

珉珉は、昭和28年に大阪千日前で創業した餃子店の老舗。
支店を東京を含め各地に出しているそうだけれど、ここはその京都の支店。

「珉珉」という店は、東京・渋谷に「珉珉羊肉館」というのがあり、ぼくはそこにずいぶん通っていたのだけれど、ネットで調べたら、「珉珉」の名前は渋谷が先で、こちらの珉珉は、渋谷の店から使用許諾を得て、名前を使っているようだ。



まずは当然餃子。

珉珉 焼き餃子

これはやはり、大阪が本店だからだろう、京都の餃子とはちょっと違う。
京都の餃子と比べると、もっと皮がもっちりとしていて、さすが粉物本場の大阪の餃子だと思った。

京都の餃子は、「餃子の王将」の餃子がわりと標準的なスタイルになるのではないかと思うのだけれど、そちらももちろんおいしいけれど、このもっちりとした餃子も、これはこれでまたおいしい。

水餃子も頼んでみた。

珉珉 水餃子

スープがまたうまい。

メニューを見ると、炒め物の筆頭は「羊肉とネギ炒め」。
これは渋谷の珉珉と同じだ。


ちょっと酸味の利いたタレがうまい。



腹が膨れたら、先斗町を少し歩く。

先斗町

先斗町にはお茶屋や料亭、レストランばかりかと思っていたら、バーもけっこうある。

そのうちの一つ、九十九一行きつけの「石丸商店」へ。

京都 石丸商店

先斗町と木屋町通のあいだを結ぶ細い路地を入ったところにある隠れ家的な店で、九十九一は4年前から、ここへちょくちょく来ているのだそうだ。

「先斗町」というと、「高いのではないか」というイメージがあるけれど、なんと酒は基本的にすべて500円、チャージはなし。


外国人向けの観光ガイドに載せているとのことで、外国人のお客も多く、そういう人たちと日本語と英語のチャンポンで話したりするのも楽しかった。



そしてシメは、いつも通り、四条大宮「スピナーズ」。

京都 四条大宮 スピナーズ

スピナーズは最近、若いお客さんが増えている。
昨日もカウンターには、ずらりと若い人ばかりが並んでいた。

カウンターが一杯だったので、ぼくと九十九一はテーブル席へ。
昨日は飲み過ぎることはなく、一杯飲んで無事に帰れた。



「色々案内してもらえてよかったね。」

チェブラーシカのチェブ夫

一人じゃなかなか行けないからな。




2013-05-29

ホタルイカのパエリア

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌 ホタルイカのパエリア

ホタルイカのパエリア。



おととい買ったゆでホタルイカ、半分残っていたので、パスタにでも入れようかと思っていたのだけれど、ツイッターでホタルイカを洋風炊き込みご飯らしきものに入れているのを見て、「これにしよう」と思ったのだ。

最近、18センチの小さなフライパンが、1人分のパエリアを作るには、大きさもちょうどいいし、作るのもラクなことが分かり、パエリアを作るのが楽しくて仕方がなくなっている。



まずは中火にかけたフライパンに多めのオリーブオイルを入れて、みじん切りにした1かけのニンニクと1/4個の玉ねぎをじっくり炒め・・・、

ホタルイカのパエリアの作り方(1)

ひと口大に切った鶏肉100グラムを、肉の色が変わるまで炒める。


生米1カップを洗わずそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、

ホタルイカのパエリアの作り方(2)

熱湯1+1/4カップと塩小さじ1を入れる。


くし切りにしたトマト1個分、洗って目を取ったゆでホタルイカ、あとはアスパラだのシメジだのを上に乗せ・・・、

ホタルイカのパエリアの作り方(3)

フタをして、弱火で25分炊く・・・。



一人だから、フライパンからそのまま食べる。

ホタルイカのパエリア

ホタルイカのうま味がしみたご飯がうまい。
ビールのアテにも最高っす。






ギターは、一人で練習しているばかりだと煮詰まるから、刺激のために動画を撮ってみた。


これを晩酌前に行った「スピナーズ」で、音楽活動では先輩の九十九一似の男性に見てもらったら、

「なかなか弾けるじゃないですか」

との反応。

でも人前で演奏するには、ギターが弾けるだけでは足りないそうだ。

「曲の合間のしゃべりで、きちんとウケを取っていかないといけないんですよ・・・」

たしかに九十九一も、以前見に行ったライブのとき、小ネタを繰り出し、会場の爆笑を誘っていた。

横にいた、ライブハウスで働いた経験をもつ男性も、

「45分の持ち時間で、3曲しかやらず、あとはずっとしゃべる人もいるくらい、ステージでのしゃべりは重要なんですよ」

とのこと。

ぼくはただ演奏すればいいだけかと思っていたから、これはまた課題が増えた。

「とりあえずライブハウスの飛び込みで、しゃべりの練習をしたらいいかもしれませんね」

と九十九一。



「関西は笑いには厳しいからね。」

チェブラーシカのチェブ夫

捨て身で行かなくちゃな。




2013-05-28

幕内秀夫 『粗食のすすめ レシピ集』 『粗食のすすめ お弁当レシピ』

粗食のすすめ


この本は、「お弁当レシピ」のほうをもう10年以上前に買い、「レシピ集」の方は最近買ったもの。
和食のおいしそうな料理がたくさん載っているので、ぼくの場合かなり参考にするところが多い。

鯛めし、ホタルイカと生ワカメの酢味噌和え

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌 鯛めし ホタルイカと生ワカメの酢和え

鯛めし、ホタルイカと生ワカメの酢味噌和え。



昨日は商店街へ買い出しに行った。
この頃はスーパーで買い物をすることも増えているのだけれど、やはり商店の人と顔を合わせ、話をしながら、買い物をするのは楽しい。

魚屋では、まずホタルイカを買った。
ホタルイカはもう本当に終わりだから、見つけたら即座に買わないと手に入らなくなる。

ホタルイカは、半分を生ワカメと一緒に酢味噌和えに。

ホタルイカと生ワカメの酢味噌和え

もうゆでてあるやつだから、水洗いして目を取るだけで使える。

酢味噌は白味噌(西京味噌)と酢を同量くらい、砂糖とからし少々。



あとは鯛のあらを買った。
小ぶりとはいえ、天然鯛の頭とカマが、150円。
まったくいつもながら、信じられない値段。
しかもこの値段でも、鯛のあらで料理を作ると豪華に見えるものになるのだから、こんなに嬉しいことはない。

昨日はこの鯛あらで、鯛めしを作った。
鯛をご飯に炊き込むのだが、鯛の黄金のだしがご飯にしみ込み、何ともうまい。

調味料は、鯛が十分うまいから、余計なものは何もいらないけれど、最後に大葉を散らすようにする。



鯛は水洗いして、残っているウロコをていねいに取る。

鯛めしの作り方(1)



薄く塩をふり、かるく焦げ目がつく程度に焼く。

鯛めしの作り方(2)



鍋に研いで30分くらいザルに上げた米1カップと、5センチ角くらいのだし昆布、焼いた鯛あら、水1カップ弱、酒とうすくち醤油それぞれ大さじ1を入れ・・・、


中火にかけ、1~2分煮立てたら、弱火にして10分、さらに弱い火にして5分、火を止めて、5分蒸らす・・・。



大葉を散らす・・・。

鯛めし

これはたまりましぇん。

食べるときは、そのままご飯茶碗によそって、鯛あらの骨をしゃぶりながら、ご飯を食べます。




あとは梅干しととろろ昆布の吸い物。

梅干しととろろ昆布の吸い物

お椀に削りぶしととろろ昆布、梅干し、うすくち醤油を入れ、お湯を注ぐ。



塩ゆでスナップエンドウのおかかポン酢醤油。

塩ゆでスナップエンドウのおかかポン酢醤油







ギターは毎日練習している。
今はエリック・クラプトンの「クロスロード」という曲をひたすら練習していて、これをCharがやっているみたいに、ギター一本で弾こうと思っている。

高校の頃にそこそこ弾けた曲なのだけれど、今は高校の頃のレベルには回復し、さらに高校の頃には至れなかった境地へ進出しようとしている感じ。

おもしろくてギターを触りだしたら、指が痛くて限界に達するか、またはギターの弦が切れるかするまで止められなくなるから、うかつにギターに触ってしまい、仕事に支障をきたさないよう注意している。

あとはさらにクラプトンの曲を2曲くらいコピーして、三条会商店街の七夕祭りでは、それとわりと最近の日本のミュージシャンの曲、それから古い歌謡曲を、計7~8曲、準備しようかと思っている。



ギターは、40歳ころからずっとやりたいと思っていた。
でもやり出したらぼくの性格上、すごくハマって仕事に支障をきたすに違いないからと我慢していたのを、今回耐え切れなくなってとうとう買ってしまったわけだけれど、自分の中での位置づけとしては、「ゴルフ」みたいになったらいいのかなと思っている。

ぼくはゴルフはまったくやらないのだけれど、あれはただスポーツというよりは、それを通して人間関係が広がっていくことが大きいのではないか。
ぼくもギターを演奏することを通して、あちらこちらで人とのつながりが出来ていくようだといいなと思っている次第。



ただギターを弾くと、左手の指の先にタコができて硬くなる。
そうなると、パソコンのキーボードを叩きにくくなり、ミスタッチを連発するようになってしまっているという・・・。



「早速仕事に支障をきたしているね。」

チェブラーシカのチェブ夫

ほんとだな。




2013-05-27

アサリ炊き込みご飯、セロリと卵じゃこ炒め

昨日の晩酌・・・。


アサリの炊き込みご飯と、セロリと卵のじゃこ炒め。



昨日はアサリを食べたくなった。
アサリはもう旬を外れたのではないかとは思うけれども、旬を外れたって、うまいものはうまい。

安いのに、いいだしが出て、和洋中どんな味付けにも合う。
塩水につけると首を伸ばし、ピューピュー砂を吐いてかわいいし、ほんとにいいやつ。



それで昨日は、アサリをご飯と合わせようと思ったのだけど、アサリご飯は和洋中それぞれのやり方があるから、どうしようか迷いに迷い、結局和風。
和風アサリご飯の場合、ショウガを利かせるのがポイントになる。

本当は生のショウガを細切りにして入れるのがいいけれど、切らしていたので、昨日はチューブ。
でもチューブのショウガだからといって、まずいわけではないのだから、気にする必要はないのだ。



研いでザルに上げておいた米1カップと、だし昆布、砂出ししてよく洗ったアサリ200グラム、水1カップ弱、酒とうすくち醤油をそれぞれ大さじ1、チューブショウガ小さじ1を入れて普通に炊き、炊き上がったら小口切りにした青ねぎをたっぷり混ぜ込む・・・。

アサリの炊き込みご飯

アサリのだしのやさしい味が、しみじみうまい。



あとは冷蔵庫にセロリが余っていたから、これを卵と一緒にじゃこ炒めにすることにした。



割りほぐした卵2個を、多めのサラダ油で炒める・・・。

セロリと卵じゃこ炒めの作り方(1)

大きめにまとめて、火が通り過ぎないうちに皿に取り出しておく。


あらためてフライパンにサラダ油を引き、塩小さじ1/2とちりめんじゃこひとつまみを入れ、つづいて葉はザク切り、茎はうす切りにしたセロリを入れる・・・。

セロリと卵じゃこ炒めの作り方(2)

セロリがやわらかくなったら卵を戻し入れ、酒大さじ1、うすくち醤油小さじ1で味付けする。



卵のほんのりと甘い味は、クセのあるセロリとよく合う。

セロリと卵じゃこ炒め







ここ何日か、深酒が続いていたわけだけれど、昨日は久しぶりに外に飲みに出ず、飲んだのは、晩酌の支度をしながら薄い焼酎水割りを1杯、晩酌にビールロング缶を1本、その後焼酎水割りを1杯。ザッツ・オール。

別に眠れないこともなく、早めに起きて、目覚めもスッキリ。

いつもこの調子ならいいと思うけれど、ぼくはひとり暮らしの身、人恋しくなると、またつい飲みに行ってしまうのだ。



「年なんだから、無理のない範囲でね。」

チェブラーシカのチェブ夫

ありがとよ。



2013-05-26

豚肉の焼きそば

昨日は夜食・・・。

昨日の夜食 豚肉の焼きそば

豚肉の焼きそば。



おとといは朝まで飲んだものだから、昨日は昼に起きても、まだ酒がたっぷり残っている。
1時間くらいぼうっとして、それからグズグズ支度して、タリーズへ着いたのが午後3時。
それから働かない頭をふり絞り、なんとかブログの更新を終えたのが午後7時。

「朝まで酒を飲んだ翌日は、一日があっという間だ・・・」

まだ酒は残っていたが、土曜日は新福菜館の日と決まっている。
晩飯は三条店でラーメンを食べ、そのあとスピナーズへちょっと寄って、今日は早めに寝ることにした。



ラーメンは、ビールと餃子なしには食べられない・・・。

新福菜館三条店 ビールとキムチ

新福菜館三条店 餃子

この餃子、何度食べても本当にうまい。


ラーメン並の固いめ。


昨日も変わらず、いつものうまさ。



ラーメンを食べていたら、電話が鳴った。
表示を見ると、「スピナーズ」のマスター キム君。

「ブログ読者の女性の方が、高野さんに会いたいといらしているんですが・・・」

その女性は金曜日もスピナーズに来ていたが、ぼくは金曜は午前0時からの出動だから、待ちきれなくて帰ったと聞いていた。
昨日はちょうど、このあとスピナーズへ行こうと思っていたから、「ラーメンを食べたら行く」と伝えて電話を切った。



スピナーズの店内に入ると、工藤静香似、年の頃は30前後の女性がぼくを待っていた。
ぼくは女性の隣にすわり、ウイスキーの水割りを注文した。

工藤静香は近くに住んでいて、ぼくのブログをきっかけに、四条大宮の飲み屋をあちこち回るようになったそうだ。
ブログのレシピを見て、料理もあれこれ作ってくれているとのこと。



工藤静香とぼちぼち話を始めていたら、さらに女性が2人、入ってきた。
いとうまい子似と、石川秀美似。
年の頃は工藤静香と同じくらい。

「このところスピナーズは男性率が高かったけれど、今日はぼく以外は女性ばかりだ・・・」

ぼくはウキウキした気持ちを悟られないよう、ポーカーフェイスを装った。



いとうまい子と石川秀美は、キム君やイケメンバーテン コウイチ君を相手に話を始める。
職場はこちらだが、家は電車に20分ほど乗った亀岡なのだそうだ。

亀岡では毎年、大きな花火大会が行われる。
工藤静香も毎回そこへ行っているというところから、3人の女性は意気投合し、一緒に話をするようになった。

いとうまい子と石川秀美は、よく一緒に旅行へ行くのだそうだ。
次は工藤静香も一緒に行こうという話しになる。

コウイチ君やぼくは、旅行はダメだがバーベキュー程度なら一緒でもいいとなる。
「それじゃあぼくも友達を誘って、ぜひ企画させてもらいますよ」とコウイチ君。



女性3人とコウイチ君は、LINEの交換を始める。
スマホを使っていないぼくは、仲間に入れず悔しい思いをする。

「フェイスブックなら使っている」と言うと、今度はフェイスブックの交換になる。
フェイスブックに登録していなかった石川秀美は、悔しがってあわててフェイスブックを登録する・・・。



そうこうするうちに時間が経ち、3人の女性は帰っていった。

しかし気分が盛り上がってしまっているぼくは、帰れない・・・。

さらに常連客の市毛良枝、江角マキコと話をし、九十九一、桐島かれんと話をし・・・。



店を出たのは、午前2時。
ウイスキーもたらふく飲み、昨日もすっかり酔っ払って帰途についた。



歩き始めると、小腹が空いていることに気がついた。
ラーメンを食べたい気分だったが、ラーメンはさっき食べたばっかりだ。
そこでスーパーで買い物をし、家で焼きそばを作ることにした。



焼きそばは、「豚肉の焼きそば」。
ウー・ウェンのレシピで、ぼくはこれまで何度となく作っているが、簡単にできて大変うまい。



フライパンを強火で熱し、サラダ油を引いて豚コマ肉を炒める・・・。

豚肉の焼きそばの作り方(1)

肉の色が変わったら、酒と醤油大さじ1、おろしショウガ小さじ1を入れ、少し炒める。


斜め切りにした長ねぎと焼きそば麺を加え・・・、

豚肉の焼きそばの作り方(2)

よく炒めたら、最後に味を見て塩加減する。



焼きそばには、やはりビール。

豚肉の焼きそば

さらに焼酎を1杯飲み、午前4時に布団に入った。



「しかし毎日よく飲むね。」


オレも自分であきれるよ。





2013-05-25

鶏肉のパエリア

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌 鶏肉のパエリア

鶏肉のパエリア。



実際に本場スペインでパエリアを食べたことがあるわけではないけれど、これまで何種類かの作り方で、パエリアを作ったことはある。
パエリアというと、具を何種類も入れ、作るのが大変だという印象があるけれど、最もシンプルに作るとしたらどういうものになるだろうかと考えてみた。

オリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めるのは当然として、あとはご飯に洋風の味が付けばいいわけだ。

すると手っ取り早いのは、鶏肉とトマトだろうと。

チキントマト煮は黄金の味だし、この2つだけを入れれば、とりあえずは食べられるものになる気がする。

ただそれだけだとちょっと寂しいので、コク出しにソーセージ、色目として冷蔵庫に入っていたスナップエンドウを入れることにした。



トマトとスナップエンドウは、パエリアの普通の作り方を考えると炒めると思うのだけれど、今回は炒めずに、ご飯を炊くとき上に乗せるだけにした。
そのほうが、特にトマトは形が残って、見栄えがよくなる感じがする。

それからフライパンは、普通の大きさだと1人分には大きすぎるので、18センチの小さなのを使った。
今までこの小さなフライパン、あまり出番がなかったのだけれど、1人分のパエリア用にはまさにちょうどいい・・・。



まずはニンニク1かけと玉ねぎ1/4個のみじん切りを、たっぷりのオリーブオイルを入れて中火で炒め・・・、

鶏肉のパエリア作り方(1)

玉ねぎが透き通ってきたら、ひと口大の鶏肉100グラムとぶつ切りにしたソーセージ2本をさらに炒める。


生米1カップを洗わずにそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、

鶏肉のパエリア作り方(2)

熱湯1+1/4カップを入れる。


塩小さじ1を加え、そのまま1~2分、混ぜながら沸騰させたら・・・、

鶏肉のパエリア作り方(3)

8等分のくし切りにしたトマトと筋をとったスナップエンドウを上に並べ、弱火にしてフタをし、25分炊く。



1人分だから、フライパンからそのまま食べる・・・。

鶏肉のパエリア

味に不足はまったくなかった。
やわらかく煮えたトマトがまたうまい。






昨日は晩酌を終え、「スピナーズ」へ出かけた。
いつもは晩酌の前に行くスピナーズへは、金曜だけは、晩酌後に行くようにしている。

金曜は人が一番たくさん集まるから、晩酌の支度を気にすることなく、ゆっくり出会いを楽しみたい。
ただあまりにゆっくりし過ぎることがあるのが欠点なのだが、最近は適度に切り上げ、早めに帰れるようになっている。



店に入ると、カウンターの真ん中の席が空いている。
左の席には横山やすし似の男性、そして右の席には・・・。

千堂あきほ似の若い女性・・・。

若くてかわいい女性と見れば、猛アタックをかける横山やすしが、どうして千堂あきほと一席空けているのか不思議に思ったが、これからアタックをかけようとしているところだったのかもしれない。

「ここ座っていいですか・・・」

聞くと横山やすしは、ちょっと渋い顔をしたようにも思ったけれど、ぼくは「ラッキー」と思って千堂あきほの隣に座った。



ぼくは千堂あきほのことを、スピナーズで何度か見かけたことはあるけれど、まだ話したことはない。
話しかけるタイミングを見計らっていたら、ぼくが話しかけるより早く、横山やすしがぼくの頭越しに、千堂あきほに話しかける。
やはり想像通り、横山やすしは千堂あきほと、会話が盛り上がり始めていたところだったようだ。

2人は競馬の話をしている。
ぼくは競馬には興味がなく、知識も全くないから、会話に入れない。
適当に相槌を打ちながら、ウイスキー水割りの杯を重ねた。



やがて競馬の話がひとしきり終わり、ぼくも千堂あきほと少しずつ話しを始めた。
千堂あきほは、これまで女性の友達と、何度かスピナーズへ来ていたが、今日は初めて、勇気を出して、一人で来てみたのだそうだ。

「この年になっても、まったく出会いがなくて・・・」

アラサーの千堂あきほは、結婚願望はあるものの、もう今では焦りを通り越し、あきらめの境地に達しているという。

この手の恋愛話は、ぼくは得意中の得意。
イケメンバーテンのコウイチ君も、話しに入ってくる・・・。



「千堂さんはかわいいんだから、言い寄ってくる男も多いでしょう、ぼくにカノジョがいなかったら、ぜったいアプローチするんだけどな」

「ところがそうでもないんです、最近の男子は草食系というか、自分からアプローチして来ないで、受身の姿勢でいることが多いんですよ」

すると千堂あきほと同年代のコウイチ君が、そのことについて解説する。

「自分の仕事のこととか、収入のこととか、あれこれ考えてしまうと、女性へのアプローチをためらってしまうことになるんです・・・」

なるほど、よく言われる「草食系」とはそういうことかと、ぼくは合点がいった。

「それは君、順番が逆なんだよ。
恋愛で大事なのは、『好きかどうか』が一番で、あとのことは付き合ってから考えたらいいんだ。」

「言われてみたらその通りですよね」
と千堂あきほとコウイチ君。

「君たち、年も近いんだから、付き合ってみたらどうなんだ。」

それからぼくは、恋愛指南を2人に始め、絶好調と相成った。



こうなってしまうと、もう帰れない・・・。

それからどういう話の弾みか、その場にいた全員で移動して、「酒房京子」でカラオケをすることになり、ぼくも当然いっしょに参加。

延々と酒を飲み、歌い続けて、店を出たのは朝の5時半。


外はすっかり明るくなっていた・・・。



「盛り上がるとほんとに止められないんだね。」


この性格を何とかしたいよ。